怖すぎっ!!
その時私は...
地元の(結構老朽化した)デパートの2階で家族Aと一緒に
コーヒーゼリーを食べてました。
「ん?..地震?」
「ゆっさ、ゆっさ、って」
「こ、ここでこんな揺れるなんて....
もしかして東北はとんだ事になっちゃってるなのかなΣ(゚д゚;)?」
(この時点では、たぶん震源地は東北だろうと思ってたのでまだ少し人ごと)
「う〜、、、、、長いね、、、、」
「ちょ、、、、ヤバくない? え、ちょ」
「何この揺れ」
「・・・・・・・・・・・・」
異常に長くて強い地震に、このあたりから安全な場所を探し始めるも、
今居る所はやたら天井の低い老朽化したビルの中で
しかも店内一番奥の席の厨房のすぐ横であることに気づき
たちまちかつて味わったことのない恐怖に身がすくみ始める。
と、同時に店内に居た他のお客さん達がドヨドヨし始めて
皆席を立ち出口に向かっていく。
…頭の中に、先日テレビで見たニュージーランド地震で助かった女性が
言ってた言葉が思い浮かんできた。
「2階に居たんだけど突如グラっ!!ときたと思ったら次の瞬間
ドーンと下(階下)に落ちてすでにガレキに埋まっていた!
まわりでは姿が見えないのにうめき声がいっぱいで....
自分は運良く片手が動かせたので助けを求める事ができたから
救助されたけど...」
などなどの妙に生々しい状況が自分の頭の中いっぱいに広がってきた。
『このままぢゃ次は...ガレキの下だ!次はガレキの下だ!』
私も外に出ようと思い慌てて身支度を始める。
が、家族Aが「まだ動かない方がいいんじゃない?」というので
いったんは落ち着いて席につき
「そろそろ収まって欲しいな」
「そろそろ...終わるよね」
「そろそろ終われ!」
必死に自分を落ち着かせているところに、
もうかなりの時間揺れていたというのにまるで追い打ちをかけるように
この地震はだんだん、
だんだん...だんだん.......だんだん! どんどん!
大きくなってきたではないか!
初めて経験する大きな揺れ!
加速していく大きな揺れ!
収束しないで
更に大きくなっていく揺れ!
ええー!
し、震源地は関東ですか?(急にひとごとではなくなった瞬間)
こんな恐ろしさは初めての経験です。
たぶん、この地震を経験した方々は全員この瞬間に
「とうとう、ついにこの日が来てしまったか…。」
「今日、自分はココで死ぬのかもしれない…。」
こう思ったのではないでしょうか。
今までの生涯で時々軽々しく口にしていた
『いやぁ〜死ぬかと思ったよ!』なんていうレベルのものでなく、
本当に死んでしまうかもしれないリアル「死ぬかとおもう」体験です。
「このあと真っ暗になって、自分はココで死ぬのかもしれない…。」
こう思ったのですが、なんとこう思ったとたん
心臓がキューと締め付けられて
たちまち気分が悪くなり立ってられなくなって
フニャラになってしまいました(^-^;
気持ちを必死に落ち着かせようとしてるのに、すごい不整脈で
気持ち悪くてだんだん気が遠くなっていきます。
『ぎょぎょぎょー!アタシって気絶するのか?』
『このまま倒れたらなかなか復活できないから避難できないよ!』
(血圧が急激に下がってしまいなかなかもとに戻らないのです)
『そしたらガレキの下???』
いやぁ〜地震も怖かったし、ショックを起こす自分も怖かったです。
もう少し年寄りになったらたぶん地震が去ったあとひっそり
“ショック死”してる所を発見される人になりそうです。
(今回の地震でもショック死された方数人いらっしゃいましたよね)
これってどうやって防いだらいいんでしょかね?
とりあえず必死にコーヒーゼリーを無理矢理全部食べて水を飲み
(ぢぶん的にサバイバルに備えたつもりw↑)
とにかく外に出たい!と言い張りなんとか動けるうちに
そこから脱出して外に出たら、だんだん落ち着いてきて
普通に動けるようになりました。(寒気と吐き気に苛まれましたが)
しかし、この後も大変でした。
電車が止まってしまったのでタクシー3時間待ちして
やっと乗れたら酷い渋滞で、もうその時は疲労なのか
乗り物酔いなのか不整脈のせいなのか、わけわからない体調不良で
やっと夜の7時過ぎに帰宅できました。
なんとか無事に帰宅できて良かったです。
しかもですね、なんと自宅のマンションは作りが良いせいか?
地盤が良いせいか?家具の置き方が良いせいか?運が良いせいか?
水槽のお水が2センチ分ぐらいこぼれてましたが倒れたものが皆無で
愛魚たちは全員無事だったし壊れた器もなし。
ただ、1メートル幅(奥行きもそのぐらい)もあるような
大きくて重たい引き出しが飛び出てたり
鍵をかけていなかった120センチ幅の大きなベランダ側の
掃出しアルミサッシ窓ガラスが数センチ動いて開いてました。
軽いものより大きくて重たいものが動いてる不思議(^-^;?
食器棚の中の食器は一見特に異常なかったように見えたんですが
扉をあけてみたら全部手前に移動してたらしく、
器達がいつもより大きく見えてびっくり!
あとは....壁に飾ってあった額縁類がすべて45°ぐらい傾いていたのと
24インチiMac(液晶モニタ部分)がガックシうつむいてました。
いつもと違うMacの景色に一瞬びっくりしたけど
ただただ“うつむいてるだけ”でひと安心。
なぁんだ。
家に居たらショック死するほどではなかったのかもしれない...と
ちょっと思いました(^-^;
ヤですね。怖いですね。慣れてない外で被災するのは。
あと、ゆっさゆっさ揺れる古いビルも絶対嫌です
もうしばらくはどこにも出かけたくないな。
ちなみに、昔サンシャインビルの7階で地震を体験したことが
ありますがあそこではまったく地震の恐怖が発生しません。
っていうか、地震と気づかずただひたすら気持ち悪くなっていく
だけです(^-^;
(ゆるゆる揺れるので殆どの人が自分の体調不調かと思うみたい)
うちの方は震度的には“5強”で、今回の地震で考えるなら
たいしたことない震度だった埼玉県でしたが“恐怖”という視点で考えると
震度の問題ではなく“居る場所”の問題ですね。
福島県須賀川市在住の私の弟2号は、スーパーの中に居て“6強”体験。
地震の直後から天井が落ちて来たり停電して真っ暗な中
火花だけが見えたり棚が倒れたり...そんな地震ドラマさながらの
状況から気絶もせずに(おかしいな姉兄弟の中で一番臆病者のハズなのに)
無事這って生還脱出したらしいので正直「えらい!よくやった!」と
思いました。家はヒビだらけになってしまったそうですが
子供達含めて家族4人全員無事だったそうなのでひと安心。
それと、ネットで知り合った福島県いわき市在住の“はる”さんも
ご家族ともどもみなさん無事だそうです。
良かったです。
あ、あと気づいた方たち何人かからメールをいただいてますが
うちの家族A(ダンナ)は、たまたまその日有給をとっていて
栃木ではなく川越に居ました。無事です。ご安心ください。
栃木の職場では天井が落ちて有給取ってなかった仲間たちが
生きるか死ぬかでみな机の下に潜って必死に身を守ったそうです。
その時の気持ちを思うと胸がつまります。
幸い家族Aのフロアでは、みんな無事だったそうですが
別の建家では亡くなった方がいらっしゃって.....残念です。
実はまだ家族Aの福島県在住の親戚一同全員安否確認がとれてません。
まだ心配事は残っているし、余震はもちろん連動地震の南下も気になるし...
熱帯魚水槽もあるので輪番停電の対処等も考えなくてはなりません。
心臓の具合もまだあまり良くなくてなんだか体調不調なので
いろんなことを落ち着いて良く考えながらできることを
一生懸命やっていこうと思います。
みなさんも、いろんなこと.....気をつけてくださいね。
で、たまには他愛のない雑談メールくださいw
気持ちがすごく和んで不整脈が落ち着く感じがします。
ずっとテレビ見てると緊張しすぎちゃうしね。
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