針先恐怖症......なのに(いち)
以前(去年)に書いた、
ちょっと思うところあって
五十肩の整形外科通いをやめて
別の治療をしている、という話のことです。
ワタクシ去年の10月に....
とても素晴らしい針灸師さんに出会うことができて
例の、ホラ、ごりごり珈琲がきっかけで痛めてしまった右肩を
鍼とお灸とマッサージで治療していただいたんですが
これが本当に素晴らしい体験で、今となっては
もしかしてこの先生(鍼の世界)と出会う為に
私は五十肩になったに違いない!うんきっとそうだ!
絶対そうだ!!!
と、真剣に思ってるほど衝撃的な体験となりました。
だって、あんなに痛くて不自由だった肩が
あれよあれよと言う間に治っていくんですもの!
昨年の11月の紅葉見ナイトで、スムーズに上がるようになった腕を
嬉しくてグルグル回しながら歩く兎夢が激写された(笑)
しかもですよ、体験してみてわかったことですが
鍼で治す...と言っても鍼そのものが患部を直接“治す”のではなく
鍼によって促されたワタクシの何かが目覚めて(?)
実際物理的に治すのは自分自身の身体なんですよね。
そこが気に入った!!!
大変興味深くておもしろい世界なんですよ。
普段は自律神経失調症とか睡眠障害とか酷いアレルギーとかで
自分の身体にあれこれコンプレックスがあるもんだから
鍼灸の施術を受けながら、正しく反応して行く自分の身体が
とても嬉しかったのです。
ただね、好奇心が先行し過ぎて
最初自分が針先恐怖症というのをついうっかり忘れてて
それを思い出したのが初日施術室に入った瞬間だったので
いやぁ〜〜〜ビビったビビった1打目ね(←こうゆう言い方で良いのか?)
慌てて先生に自分が実は針先恐怖症で
施術中は一切(鍼を打つ)手元を見る事ができないムネを
必死に説明してちょっとずつ慣れるようにやってもらいました。
先生はそうゆう人にも慣れてるらしく、とても上手に私の気をそらし
興味深いお話をたくさんしてくれたので
その後は案外スムーズにいけちゃいましたが
最初はベッドにうつぶせのような体勢なので
殆ど“ぢぶんの世界”に居られたので良かったんですが
後に、座った体勢でも肩に鍼を打つという事になり
その時はすぐ自分の顔の横で先生の鍼を持つ手元が感じられたので
あっというまに…(私の身になにかが起こったらしいw)
先生「あれ?!鍼が入らなくなった?!」
兎夢「……」
先生「身体のチカラ抜いてくださーい!」
兎夢「……」
先生「もっと抜いてくださーい!」
兎夢「せ、精一杯抜いてますぅ」
と、ちょっとやっかい事になりました(笑)
すごいよね。
ほんの些細な事で意識とは別に自分の身体がものすごく
反応してるんだよね。まるで
『針刺すなんてアブネーぢゃねーか!身体閉じるぜ!』って
私の身体が勝手に抵抗してるみたいでホント苦笑しましたよ(^.^;
(だって鍼が入らなくなるんだよぉ)
まぁ3回目ぐらいからは、自分でも気をそらすコツ?みたいなのが
わかってきて最初よりかはスムーズにいくようになりました。
そうそう、私の肩はものすごい炎症の跡がみられ
その酷い炎症のせいで肩の筋膜がズレて癒着している、という
かなり重症な五十肩だったそうで
「すごいな、こーれはさぞかし痛かったでしょう!」と
かなり同情され、先生は鍼灸師の先生をしておられる方なので
「施術学習の題材サンプルにしたいぐらい重症な肩」と言われました。
やっぱりなぁ。。。
あのまま呑気に整形外科に通ってたら
「治るまで2年かかった人がいた」という部類に
私も入ってたんだろなと、ここでまた確信した次第です。
あまりに面白いので肩の不自由さがなくなっても
しばらく通って全部で10回施術を受けました。
おもしろい話がいくつかあるのでそれはまたおいおいね。(^-^/
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