延命拒否(家族だけの看取り)
先週末、母の納骨式が無事に執り行われ
これでとりあえず一段落ついた、という感じです。
そこで....
今だから話せる話?
いや、当時から話したかったんだけど
ちょっとなんとなく自粛してたお話
を...今日は書いてみますね。(二部構成の長文です)
それは母を看取った最後の夜、病院でのお話です。
母は自宅で家族が介護してましたが
肝臓がん末期だったので、最後は大量吐血となりました。
救急車を呼んで緊急入院となりましたが
あまりの大吐血でそのままもう終わり、
という雰囲気になりましたが(医者に見放されかけた)
なんと母が大吐血ながらも、救急で収容された直後に
大きな声で“父に文句”を言ったので(^-^;
(ボケてるので自分が大量吐血した恐怖が本人に無い!)
『あ、これならまだイケるか?!』と医者が気を取り直して
出血を止める治療と輸血をしてくれました。
吐血は食道静脈瘤の破裂から起こってるものなので
出血してる&しそうな静脈瘤7ヶ所を輪ゴムのようなもので縛って
止血する治療で再び破裂が起こったらもう縛れる余地が残ってない
という最後の治療でした。
そういった説明を受けたのち、父と弟1号は母の状況を考えて
『延命治療は望みません』という書類にハンコを押したのです。
その後すぐに母は昏睡状態となってしまったわけですが
「今度吐血したらもう終わりと思ってください」と言われ
家族は覚悟を決めて、私も自分の家に帰らず
そのまま実家で待機しました。
「吐血したのですぐ来てください!」と
病院から連絡を受けたのは翌日の昼ごろ。
大慌てで病院に駆けつけナースセンターの前を通ると
一人のナースが赤い点滅と警告音を発してるモニタ見ながら
私と挨拶しました。
そして私達が母の病室に入ると、さっきナースが見てた
赤い点滅と警告音を発してる同じモニタが病室にあり、
その機械の左端っこに小さなアンテナがついているのを見て
「あぁ、ここからデータを飛ばしてるのか。
これとあれとは同じモニタね」と、わかりました。
ちなみに、危篤状態の母の病室には
集中治療室によくある機械一式がセットされていて、
他には(医者とかナースとか)誰も居ません。
母がヤバイ事になってるのを知らせるけたたましい警告音を
発する機械と私達家族だけの病室です。
『なるほど〜延命拒否ってこうゆう事なのか』
ここで自分たちだけで母を看取る覚悟をさせられます。
母といろいろなコードで繋がっていて
ナースセンターにもデーターを飛ばしてる機械は
バイタルモニター。
一番上が脈拍で、二番目が、酸素飽和度で、
三番目が呼吸数で、四番目が血圧だったと思う。
で、駆けつけた時に警告音を発していたのは、血圧でした。
今度の吐血は窒息するほどのものではなかったけど
体内で確実に出血してるらしく、血圧が見てる間に
どんどん下がっていきました。
そのうち、「計測不能ーーー」という領域に。
母はずっと昏睡状態で意識は無く
何を話しかけても返事はないけれど
でも話しかけると顔の向きが変わったりするので
きっと聞こえているのだろう、という事で
3人でたくさん話しかけました。
血圧が計測不能状態でも母の容態はそのまま落ち着いたので
私達もその自分たちしか居ない部屋にだんだん慣れてきて
バイタルモニターの見方をスマホで調べたり。
(それで二番目が酸素飽和度だとわかった!)
うるさい警告音を消してみたり(^-^;(なんと消せるのよ!)
隣の病室のうめき声というかわめき声を聞いて
うちの母は苦しんでなくて良かった、と思ったり。。。
夕方になって、母も危篤ながら少し落ち着いてるので
家族の人も今のうちに体を休めるようにとうながされて
一旦家に戻りました。
次に呼ばれたのは、深夜の1時です。
(下につづく)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
兎夢さん!大変お疲れ様でした。
そして、ご愁傷様です
でも兎夢さんのハンドパワー 凄いもんがあります。
私にもかつて気を送ってくれて 良好な方向へ向かいました。
パワーはてっきり、手のひらからと思っていました。
なんと!中指の付け根だったのですね。
驚きです。
新発見です。
PS,本の応援ありがとうございます。
投稿: かのんべ | 2016年9月11日 (日) 21:51
兎夢家の皆様(とあえて書かせていただきます)お疲れ様でした。
お母様本当に最後の瞬間まで家族みんなで寄り添って、
きっと何よりも心強いお参りだったことでしょうね。
そしてかねてより噂の「ハンドパワー」!
凄いと驚くと同時にちょっと納得してる自分…
兎夢さんとお会いするとふーっと暖かいというか柔らかい光がさしてるというか
そんな感覚がいつもあったんですよねぇ。
(と言いつつ自分全く視えないレヴェルですが…)
以前整体師さんに伺ったんですが、クリエイターやヒーリング系の方は
)
相手に自分のパワーを分けているそうです。
そのためとっても疲れやすいんだとか。
(接客疲れで現在半ヒキコモリ状態の自分は身を以て納得中
美味しいもの食べてゆったり過ごして、養生なさってくださいね。
投稿: 更紗 | 2016年9月12日 (月) 16:24
>かのんべさん
どもども(^-^/
遠隔操作も効くのかな?(笑)
でも時々かのんべの気の存在が
伝わってくるような気がする時があるから、
何か繋がってる通路みたいなのがあるかもね。
中指の付け根ってさ、
私的には手の平の中央なんだよね(^-^;
手の平をボール掴んでるみたいに少し丸めると
そこらへんが真ん中だよね。
でも意識は指先に持っていってるんだけどな。
不思議だわぁ。。。
>更紗さん
相手にパワーを分けている、って実感はあります。
一度だけ、ものすごくパワーを吸い取る人がいて(^-^;
普通の人の20倍ぐらい!
私、ヘロヘロになって帰宅した事あるよ
確かにパワーは分けられるw
更紗さんのヒーリングパワーも素敵です。
私も分けてもらってました
接客疲れしちゃったの?
更紗さんもお大事に
投稿: 兎夢 | 2016年9月14日 (水) 06:28
濃厚な時間を体験されましたね。
血のつながりっていうものと、
人間は一生格闘するんですよね。
こんな齢になってもまだまだ…。
兎夢さんは、いい戦いができて、
良かったですね。
投稿: KIKUyan | 2016年9月20日 (火) 16:33
>KIKUyan
深い!
私が3歳の頃から戦ってきたなにがしのものを
短い文章の中に含めながら、
今の私の気持ちを理解している!
長い長い戦いだったけどテーマはひとつだったのか...
投稿: 兎夢 | 2016年9月21日 (水) 21:30