えええ!聞いてないよーーー!と叫んだ事がある。
昔、バスフィッシングに大層ハマってて
あちこちの湖にしょっちゅう釣りに行ってました。
その中でも特に毎年十数人の仲間達と一緒に
福島県の磐梯山ふもと(&中腹)に出掛けて行く二泊三日の
“檜原湖合宿”はものすごく楽しみな行事でした。
ある時(たぶん2002年ごろ)、いつものホテルに
到着直後テレビをつけて友人とくつろいでいたら
地元ニュースが映し出され、
磐梯山でここ数日間火山性地震がひんぱんに発生してて
今日は朝からすでに200回を越えているので
ここしばらくは注意深く見守っていく…
というような内容だったので
それを一緒に観ていた友人とふたり
思わず立ち上がってテレビの前で
「ええええーーーー!聞いてないよー!」
「そうゆう事は早く(来る前に)
言って欲しかったよーーーーーーー!」
「わーーー!来ちゃったよーーーーー!」
と、声を揃えてテレビの前でジタバタしながら叫びまくり
磐梯山の噴火を怖がった覚えがあります。
結局、それ以上にはなんの発令もなかったので
びくびくしながらいつも通り二泊三日の合宿を
楽しんできたわけですが.....
私は誰にも言わなかったけど
湖上でずっと磐梯山を見上げながら祈ってたような状態で
かなり怖かったです。
(だって檜原湖って大昔の噴火でできた湖だからね)
で、その時思いました。
このような火山情報は地元の人は(地元テレビでやるので)
知ってるけど遠くから来る観光客はわからないじゃないか!って。
来る前に知れば、日程変更とか手があるけど
来ちゃってから知ると、こうしてびくびくしながら
釣りをするようではないか!って。(結局するんだ(^-^;)
で、翌年から一応ちゃんとネットで直近の磐梯山の様子を
自分で調べてから行くようになりました。
それともうひとつ。
初めて野尻湖(長野県の北)に行ったときのこと。
真夏(7月)に行ったんだけど、なんとなく
「そこはとても涼しい所」という勝手な先入観があって
防寒装備はしっかりしていたものの、
防暑装備はまったくしていなくて
釣りボートに持ち込んだ飲み物は二人分で
たったの500mlでした。
そしたら、その時のそこは予想外にとんでもなく暑くて
早朝から湖上に出てお昼ごろには
ふたりともフラフラになっていて(^-^;
熱中症ギリギリで湖上にあった小さな島に緊急着岸。
(出発地点までもたなかった)
運良くそこに飲み物の販売機があって
二人でむさぼるように水分を摂り
ぐったりしながらも木陰で休憩できたので
大事に至らなかったのですが....
その後、釣りを終えておみやげ屋さんとか
ガソリンスタンドとかで地元民に出会うたびに
「野尻湖って涼しいかと思ってたらすごく暑かった!」
「暑くてびっくり!!!暑いね暑いね!!!」
と連呼してたら(笑)
「空気が良くて太陽に近いんだから暑くて当たり前!」
「この事(暑かった事)を新聞社の人に言わないで!」と
言われました。
と言う事で観光地というのは不都合な事は
外部にはなるべく隠すんだな....と、学んだのです。
まぁ、しかたがない事か。
だから観光客は自分で現地の事を事前にしっかり
調べなくてはならないのです。
幸い今は、十数年前よりも今の方が断然
ネット環境もよく調べやすいですね。
河川の状況(水位)も火山の状況も昔より簡単に調べられる。
「現地の今現在の気温」や「昨日の気温」や
「明日の予想気温」なんてのも今や携帯やスマホでも
あっというまにわかる。
さっきテレビで誰かが現地のハザードマップも
今はネットで他県の人も簡単に見られるから
見ておいた方がいい....と言っていましたよ。
そこまですると、遊びに行く楽しみと元気が
半分になりそうだけど(^-^;
ネットがかなり便利になったので
まぁ危険リスク回避のために自分でできる事は
一生懸命やっておきましょう。
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