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2012年10月29日 (月)

2012川越祭り(なかのひと)その3

“なかのひと” になって.....

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更にキツネ様に接近ちぅw

いや、撮りたい放題なんだけどね。
キツネ様の踊りはとても早くて激しくて
(それにひきかえタヌキ様の踊りはあまり身体が動かないw)
いっぱい撮れば良い写真が1枚ぐらい撮れるかと思ってたけど
そう甘くはなかったでござるの巻。

さてさて、今回は
山車を動かす仕組み本体編です!

山車はいつもまっすぐゴトゴト曳かれてるわけではありません。
ちょっと止まって向きを変えて「ご挨拶」をしたりお囃子を競ったり。
はたまた碁盤の目状の街中をあちこちカクカク曲がります。

なので割としょっちゅう拍子木のカーン!カーン!が鳴り響き
曳き手はちょっとした小休止を味わえますが
職工さん達は大忙しです。

市内にはその町々にこういった↓

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「会所」というものが作られてます。

お祭りの時だけのための事務所的なものといったところでしょうか。

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ココ、仲町の会所はこんな素敵な風情
だって素晴らしい植木職人さんがいらっしゃるからね
(お祭りにお誘いくださった生徒さんの旦那様が植木職人さんなのです)

山車がゴトゴト進行していって“隣町”に入った時。
先触れが先行してその町の会所に出向き
「今から○○町の山車が来ます」という報告と
「通過してもヨロシ?」のお伺いをたてます。
そして許可が出ると先触れは扇を掲げながら走って戻り
宰領
に伝えます。

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そしていざ会所の前にさしかかると…

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蘭陵王とお囃子台はくるりと横を向いて会所にご挨拶をします。
(一曲踊ります)

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このように直進してる最中に、横を向いてご挨拶する時は
山車に仕組まれている転車台(回転板?)のようなもので
車輪を含まない上の台だけをくるりと方向転換させます。
これは割と楽なほう。
(すべての山車がこの回転板を持ってるわけではないらしい)

大変なのは、直角な曲がり角で進行方向自体が大きく変わる時。

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あ、見えてるのでついでに説明しておきますと
あれに見えるは…

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兎夢命名:ちょっかい棒!

 あ、しまった!
 正しい名前を聞いておくのを忘れました
 本当はなんていうのかなぁ?

複数人の職工さん達が持っていて車輪の下にちょっかい出してw
山車の勢いや進行コースを器用にコントロールします。
右側の綱の力と左側の綱の力がいつも同じとは限らないので
常にちょっかい出しながら細かくコントロールしてるんだろな。

使い方は2年前の写真参照↓

20101017k11
【2010川越祭りの記事】

で、山車丸ごと大きく方向転換する時にはコレです!

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若くてスタイルが良くて敏捷な職工さんが一人
素早く下に潜り込んでジャッキを設置。
(ちなみに動きがノロくて巨体な方は下に入れません)
 

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本体をジャッキアップさせ
 

121020d04

山車丸ごと方向転換します。

危険が伴う緊張した作業ですが山車が曲がるたびにこの作業を
繰り返します。

仲町の山車は四輪なのでこの方法ですが、
なかには三輪の山車もあるそうで方向転換の方法は
それぞれ違うらしいです。
力技での方向転換だと職工さん達は腰を痛めるらしい。。。
でも力技だと観客からは大きな感嘆のどよめきが起こります。

…はぁ。。。
「綱が重い!」なんて彼らの耳に届きませんように

あ、そうそう曳き手も実はコーナリングが難しいのです!
特に山車に近い根元の方。
アウトコーナー側は大きなラインをとって
曳く角度を変えるために結構力を入れるポイントがあるような.....
(完全マスターできてないのでちゃんと説明できません(^-^;)

初めてでボ〜っとしてたら危ないのかもしれなくて
最初のうちオタオタしてたら何度か心配されました。
しかも大きく綱が広がるのでこの時どさくさに紛れて
いつの間にか綱の外側にこぼれちゃったりしてる私を
Uさん(生徒さん)が何度か回収しにきましたよ;;;;;;;

そういえば、山車に近い方でたぶん難しい所には
初心者が立ち入らないように“ココまでリボン”が目印に
結ばれてましたが最初のうちは知らなかったので
リボンのとこ持ってたりしてました〜
(10年早いっ!)

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↑お囃子とお人形が横を向いて氷川様参り。

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よその山車と出会ってちょうど良い向きに調節して曳っかわせ。

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ココは会所でもなく神社でもなかったけどご挨拶しました。
なんだっけかな.....老舗?

その日のコースやご挨拶会所等はその都度宰領が決めます。
先触れが持ち帰る情報により「市役所周辺激混み!」とか
私たち曳き手にもいろいろ伝わってきます。
周辺の混雑状況を把握しながらあらたにコースを変更しなおして
山車の向きが決まり、綱の方向も変わります。
綱一旦回収〜曳き手反対側に移動〜綱復活〜みたいな。
 ちなみに綱は地面に落として(引きずったり下に置いたり)は
 イケナイらしい。輪っかにまとめた綱の重い事重い事

最初のうちは自分もよく知ってる所を曳いてたけど
そのうち全く知らない所を通ったりしてるうちに
ココはどこ????みたいになってた兎夢。
私は川越市内の碁盤の目を網羅してないから
『今こっちの方向へ行ったら帰路が遠のく…』なんて事が
よくわかってなくて実に良かったですw

(Uさんがたまに、エーそっちー?とか言ってましたが)

 

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今年は市制施行90周記念で、すべての山車が出たそうです。
(いつもは半分の15台ぐらい)
あの大きな山車が辻でいくつも鉢合わせしたり
今までにない大人数の観光客の中、
無事それらを上手に通過させて行かなければならない
責任の重さとか考えると、宰領の心理的負担物理的負担は
かなり大きかったことと思われます。

でも同じ町内会の老若男女皆が息を合わせ、力を合わせ、
お祭りのために自分ができる事をそれぞれが全力注いでやる。
若い衆は率先して動き、年寄りは助言叱責を惜しみなく与える。
大人達を見てるちびっこ達は慣れない衣装での歩きや
長時間の曳き回しでもそう簡単に根をあげない。
隣町に挨拶する山車を見て、挨拶の大切さを知る。

短い時間でしたが普段体験できない貴重な空間に
一緒に交わらせていただけて本当に良かったと思います。
お祭り=かっこいい!って普通に言われやすい事ですが
本当に本当に真からかっこいい皆さん方でした。

※たぶん来年につづく

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