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2007年4月25日 (水)

混乱の中の冷静

私が一時帰宅で連れ帰る前日の義母は、こうでした↓

不整脈を起こしナース達と接触中、ものすごく興奮してしまい
言う事を聞かなくなって点滴の針を抜いたり暴れたりしたため
病院からなだめて欲しいと電話があり駆けつけてみると義母は
妙な表情で、ろれつのまわらない言葉でしゃべったり
何言ってるのかやっとわかったと思ったら
「看護婦が殺そうとした」とか
「昼食に毒を盛られたから食べなかったら今度は点滴に毒を入れてる」
とか、おかしなことばかりしゃべりました。

今思えばこの時“脳組織が酸素不足のため壊死、または壊死に近い状態”
ってやつになってたんでしょうが、この日は日曜日で担当医が居ないし
とにかく“なだめて”落ち着かせることだけをしました。

私は義母を後ろからむぎゅぅっと抱きしめ耳元でいろいろ魔法の言葉を
大声で囁きました(笑)魔法が聞いて(?)すっかり落ち着いた義母は
そのままおとなしくベッドに戻ったので安心して私は帰宅しましたが、
翌日同じ病室の身内の方から聞いたのですが、夜になって義母はその方を
ナースだと間違えて大声で呼んだり、服を全部脱いでしまったり暴れたり
かなりな“奇行”をしたらしいのです。
(そしてその後一時帰宅したわけですが)

さて。
このあたりの“異常だった時”の事を義母がその後
落ち着いた時、自分で話すんでおもしろい!
これは、復活した人ならではのことですよね(笑)

あの日のことは、その後“怖い夢を見た”ということにしてるんですが
麻痺が治って一旦病院に戻った時、義母が話すには....

あの日(義母がおかしくなった日)の夕食にお弁当屋さんが来て
お弁当を受け取るも蓋をあけたらそこにはティッシュが入っていて
おかしいな?と思いながらそのティッシュを取っても取っても...
更に取っても取っても....結局ご飯は出てこないでティッシュだけ
だったそうな。
後でお弁当の容器を引き取りに来た娘さんにそのことを言ったら
「そうだったの?あらごめんなさいね」と言ってまたお弁当を
持ってきてくれてそれはちゃんと食べられた。と言う話。

「ティッシュがご飯なんてそれはやっぱ夢でしょ、それにしても
 変な夢だね〜」と私が笑うと
義母も「ねぇー変な夢でしょ」と笑いながら、
「でもね、ほら、ソレ見て」って
ベッド横の引き出しの上にある、箱から全部出されたと思える
ティッシュの山盛りに眼をやるんですよ。

そーなんです。
こないだ(義母がおかしくなった翌日)からある、
箱から全部出されたと思えるティッシュの山盛りを見ながら
「これは一体なんだ???」と不思議に思いながら
この話を聞いていたので思わず大笑い!

義母も一緒に笑いながら
「夢なのにお弁当のティッシュがそこにあるよぉ」といふ。

で、ちゃんと自分で言いましたよ。
あの時は、頭の中がおかしくなってて、夢と現実がごちゃまぜに
なってたようだ、って。しかも普通に見る夢よりやけに長く感じる
夢なんだって。

そして驚いた事に、こんなにおかしくなってた日のあの時に
義母をなだめようと私が耳元で囁いたあの“魔法の言葉”
これは現実のこととして「アンタがあの時私にこう言った」って
一字一句間違わずに復唱するんです。
かなりおかしくなってて、顔の表情も言ってることも妙だった時に
聞いた言葉だというのに、4日後に一字一句間違わずに言える。
ちょっとびっくり。。。。

え?魔法の言葉って? それは内緒だけど(笑)....
内容的には小さな子供を諭す時みたいに安心する優しい言葉を
あれこれ結構長くしゃべったんですけどね、全部言えるんですよ。

ということであれですよ。
何が言いたいかと言うと。
脳梗塞で身体が麻痺したりすると見た目にはアレですが
脳の中が全部麻痺してるわけではないのでまったく普通の意識の所も
ちゃんとあるわけで、いくら別人のように見えても
何もわからないかのように見えても本人の前で、本人が嫌がる言葉や
傷つく言葉やみんなで困った困ったと家族会議など絶対してはイケナイと
いうことですね。

そんなの常識でしょ普通やらないでしょ。とか今まで思ってたけど
でも、思い起こせば吸い飲みが受け取れないで異常を感じた時
義母が居る所で先生に「義母がヘンなんですけど」と言ったり
してますね。
見た目にヘンで言ってることもヘンで頭の中混乱してるみたいだけど
まったく普通の所もちゃんとあるので、普通他人に目の前で
「この人ヘン」って言われたら凹むよね。
ということを忘れないでおこうと今回の義母を通して学んだ学習でした。

さて。
義母の件についてはこのblogを介護日記にするつもりもないので
記事にするのは、たぶんこれで終わりだと思います。
私は今後もぶち当たったことにあたふたしながら必死に対処していく
のでしょうw
でも、こうゆうことって絶対一人では無理です。
今回みなさんからコメントもらったりアドバイスいただいたり
メールをいただいて余計に実感しています。

皆さん、ありがとですm(..)m


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コメント

入院した事がない高齢の人が、急に入院する事になった時によく起きる事なんですが、ICUシンドロームって呼ばれたりするものもソレです。
外界と遮断されて刺激がなくなるとそういったことがよくあります。
帰れる状況なら帰ってもとの生活に戻った方が良いですが、帰れずに(例えば骨折して手術が必要になって入院を余儀なくされて)いるとそのまま認知症になって戻らなくなってしまったり。
今回良い先生に出会えて良かったですね。
それに、兎夢さんと周囲の人が一生懸命だったから良い結果につながったんだと思います。きたろうはいつも、患者さんにとって家族の次に近しい人間になるようにと思って関わっています。一生懸命になればなるほど辛かったり嬉しかったり一緒に涙したりして体力も精神力も使う仕事ですが、今回の兎夢さんの出来事を読んでまた頑張って行こうと思えました。
兎夢さんも大変でしょうけど、頑張って下さい!

投稿: きたろう | 2007年4月30日 (月) 00:09

よく“高齢者が転んだら(骨折したら)お終い”って言われてた
意味が今回のことで具体的によーく分りました。
うちは運良く復活してくれたので、その後は今まで以上に
会話も増えて今後のこともじっくり考えて決められる時間を
得ることができたので本当にラッキーだったと思います。

一生懸命になればなるほど....ホント大変なお仕事ですね。
良くわかります。
人ひとりひとり個人の単位で考えると、ある意味人生で一番
重要な時期にかかわってることでもあり、こんな場で
がんばってねー!なんて軽々しく言える事ではありませんが
自分の強い志や信念や“人”を想う気持ち、正しい知識、
そして自分の自己管理等を以て潔く貫いていって欲しいと
思います。


投稿: 兎夢 | 2007年5月 2日 (水) 11:38

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