アベニーを長生きさせる秘訣って?(にぃ)
ということで、いただいた質問
4年もHooちゃんを育てていますが何か長生きの秘訣などはあるんでしょうか
私もアベニーを飼っていまして参考にしたいと思っています
の...答えをまとめてみたいと思います。
●まずはHooがなぜ長生きしてるのか?という視点から見てみると、
それは Hooの食をすべて兎夢が管理してることではないでしょうか。
今までHooに食べさせてきたものを挙げてみると....
スネールの卵、スネール、イトメ、イトメに混ざってるヒル、
生きブラインシュリンプ、生きブラインシュリンプ成体
ヒメダカの卵、ヒメダカの稚魚、
生き赤虫、(現在は自作冷凍赤虫)
※他に生シラス、生ホタテ等食べさせましたがあまり喜びませんでした
※ミジンコを与えたことがありますがHooには早くて追えませんでした
基本的に生き餌をその時々に組み合わせています。
そしてピンセット給餌しているので食べてる分量も把握しています。
他のメンバーにいくら盗られてもHoo自身の必要分は必ず食べさせています。
生き餌でないと長生きできないのか?ということに関しては
生き餌以外で長期飼育してみないと確実な事はわかりませんが
たぶんそれはないと思います。...が、
ピンセット給餌で確実に餌をもらってることは案外大きなことだと思います。
↑受け取り損なった赤虫がココら辺にありそうな気がして探してるHoo
...結局この時は見つけられませんでした。
最近老化現象がどんどん進んでるHooを見てて特に思うのですが
もし自力で餌を獲ってたとしたら現在の状況だとかなり厳しい状態です。
ましてや複数飼いだったらとっくに栄養失調に陥ってることでしょう。
なので Hooが4年越えてからも健康に生きてることに関しては、
この栄養管理の行き届いたピンセット給餌が多いに貢献しているのでは
ないかと思っています。
さてさて、次に老アベニーではなくw
もっとショップからやってきたばかりのようなちびっこアベニー達の
一般的な注意点を今までの飼育から思い起こしてみますと....
●アベニーって意外に丈夫で飼育しやすい種だと思います。が
なにしろ小さいので事故に気をつけなければイケマセン!
うちで発生したアベニー事故は3件もあります。
1.Hooの水草ポットの下敷き行方不明事件
水槽掃除の時に水草ポット(当時は砂利に埋めてなくて
砂利の上にただ乗せていただけだったのでポットの下に
小さな隙間がありました)の前面側から灯油ポンプみたいので
バフバフ水を吸い込んだら、ポット反対側に隠れていたHooが
ポット下に吸い込まれてハマってしまったのです。
自力では脱出できないほど吸い込まれてて覗き込むとかろうじて
両目が見えた....という感じ。
これは幸いしっぽから吸い込まれたから両目が見えて発見できた
ということで、もし頭から吸い込まれていたら発見できなかったかも
しれません。なにしろこんなとこに入っちゃってることに
なかなか気づかず発見するまで16時間もかかりましたから。
2.Booの飛び出し事件
アベニーはよくガラス面に沿って上下上下しますよね?
その時に勢い余って飛び出しちゃうことがあるので
水位や蓋の隙間に充分注意しましょう!
アベニーは勢いつくとまさに鉄砲玉となり、かなり飛びます。
3.強水流による溺死事件
身体のわりにはちっちゃなヒレでどちらかっていうと球体なので
強水流に大変弱いです。
それとあまり強力なエアレーションも良くないようです。
身体がちっちゃいので、最初は小さな水槽で飼育しがちなので
強すぎる水流と強すぎるエアレーションは絶対不可だと
思っていてください。
●アベニーは比較的水質にも強い....ということを時々見かけますが
水質の急な変化には注意してください!
これはどの魚にも言えることなんですが....
水道水のphが時々変わることがあるので、なるべくなら
大幅に換水した後は水槽に戻す前にphを計って確認しましょう!
居るまま換水するときは少量ずつ!
●なるべくストレスになるようなことは排除してあげる
うちでいうところの「Hooをどよよんとさせたコは左遷」ですw
やっぱり基本的には混泳不可な種なので、もし混泳させたいなら
アベニーと相性が悪そうだったら即座にどっか飛ばす、という
水槽に余裕がある場合のみと考えた方が、長生きしてもらえると思います。
多少の小競り合いでしたら、水槽掃除のたびにレイアウトを少し変えると
しばらくの間一緒に探検して“仲良し”になります。
これはほんの一時でまたしばらくすると小競り合いが始まりますが
またレイアウト変更......と繰り返していくうちに、“一時仲良し”が
クセになり、ストレスを感じるほどの喧嘩はしなくなります。
(但し繁殖期の戦いを扱った経験がないのでそれに関してはなんとも言えません)
そして、やっぱり愛?
たっくさんの試行錯誤、日常の手間、いつも気にかけてしまう自分の気持ち、
これらの事が決して“大変な事”でなくなる不思議マジック。...それは愛
キモ過ぎて、唇が切れるほど歯を食いしばったヒルのブツ切り。
アタシは外科医か?!なダイニングテーブルで行ったHooの喉の詰まり物摘出。
なんでこんなことができるんだろー
そんなことまでしちゃって....なんだかおもしろいよぢぶん〜
そう.....愛ある生活は不思議に満ちていて、そして楽しい
必死な4年間でもあったけど、幸せな4年間でもあります。
ぢぶんには絶対できないと思ってた事をワタシにやらせちゃったHoo。
小さいけど大きなHoo。
今日もにんまり見守ってる兎夢なのです。
皆さんにもこの幸せ体験して欲しいから、
皆さんとこのアベニーちゃんも健やかに育ちますように
そして少しでもこれらの記事が皆様の飼育の参考になるならば
嬉しい限りでございます(^-^/
次回のテーマは...
んぢゃ他のコたちの「エ、エサは何っ?!」でいきたいと思います。
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コメント
質問に答えてもらってありがとうございます
やっぱり栄養管理や餌の量は自分の目でしっかり把握することが大切なことなんだと分かりました。
愛を注いで私も育てたいと思います
投稿: グーフェー | 2008/04/18 19:08
餌や栄養管理…大概の飼育スタイルが複数飼いと考えるとなかなか、兎夢さんの様に直接管理は難しいとは思いますが、色々な方法を試してみたいですね。
例えば、うちのタティア達なんですが、45㌢水槽に30匹(多い時は70匹)居るんです。
で、普通に餌を与えると、痩せる個体がでて来るんですが、2日に一度与えると、体系には差がつきますが、痩せる個体は居なくなります。これは消化が遅く胃の大きなナマズ類のタティアでは消化力ねある個体のみ毎回の食事に意欲を持ち、消化力の弱い個体はつねに消化不良を起こす為と思われます。
こんな風にまず観察、そして推察、で、行動と兎夢さんがHooさんや他の魚達にされている事なんですけどね。飼育魚達の為にとの気持ちが、飼育魚を長生きさせるのですね。(20年は生きると聞いてセルフィンプレコを飼うルキノ。)
投稿: ルキノ | 2008/04/19 12:39
>グーフェーさん
観察してるとだんだんわかると思いますが
ヒトが思ってるよりフグ達って頭が良いんですよ。
因果関係を理解してるんですね。
なので愛情もって接していると信頼関係が築けます。
で、ますますかわいい
あぁ、なんか記事では長く書き過ぎたけど
要するに信頼関係を築きましょう....ってことか。
あれ?
そんなこと本文には一言も言ってなかったね(^.^;
ん。
でも事故にも充分注意してもらいたいです。
事故はひたすら....悲しいから。
>ルキノさん
Hooとの4年間を思い返したらいろんな注意点に
力入っちゃって無駄に長い記事作っちゃったかも(^.^;
そうなんですよね。
要は相手を大好きになってよく観察。そして推察。
そして行動。
で、フグは賢いから心が通じて信頼関係が築けて
更に大好きになるので、またまた観察。
その繰り返しでしたね。
でもよく考えるとフグだけでないですね。賢いの。
30匹のタティアにビックリ!
全員を長生きさせるのは無理だけど
やはり観察によって良い方向に導くことができるんですね。
うんうん。
勉強になりました(^-^/
で、20年生きるというセルフィンプレコさん、
今何年目ですか?
投稿: 兎夢 | 2008/04/19 17:49
8月から2匹のアベニーを飼い始めました。餌は乾燥エサですが、よく食べ、とても元気でしたが、4日前から、突然1匹が動かなくなりー夜寝ているような状態、餌も全く食べなくなりました。そのうち、もう1匹も、餌を食べず、じっとしていることが多くなって来ました。
どうしたらいいのでしょうか。
投稿: 福田 久美子 | 2014/09/30 00:08
>福田さん、初めましてこんばんわ。
餌を食べなくなった、というのはとても心配ですね。
これだけの書き込みだと情報量が少な過ぎて原因も対策も
よくわからないのですが…
とりあえずすぐに思いつくのは....
8月からの飼育ということで、水質と水温はどうですか?
ちょうど水温も今までと違って変化しやすい時期だと思います。
真夏から比べると早朝などかなり水温が低くなってませんか?
小さな熱帯魚なので水温の変化はかなりな負担です。
水質も小さな水槽で飼育なら思ってるより早く悪化します。
こういった何か、今までと違う変化はありませんか?
投稿: 兎夢 | 2014/09/30 00:47