ちょっと間が空いてしまいました。
8月はなにかと忙しかったんですが記事を書こうとすると
小炭のことを思い出して悲しくなっちゃたりでちょっと躊躇してる間に
身内が入院したり、、、、今度はヒトのお世話をしたりしてます...
....寧々と同時でなくてよかったわぁ(つくづく)
そんなこんなで時間を見つけてはちょっとずつ書き出したりしてたのですが
保存に失敗して記事の半分が急に消えたり!(悲)
寧々が生還できた大事な記事なので早く書きたかったんですが
こんなに遅くなっちゃって....m(..)m
催促もせず、そっとしておいてくれた皆さんにも感謝しつつ
たぶん長文になると思う寧々の闘病生活の最終話を書きます。
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これは今から一ヶ月遡った8月3日からの続きです。
現在の様子ではないのでご注意ください。
約一ヶ月近く,薬漬けになったり塩漬けになったり...で
すっかり皮膚の色もくすんでしまいヒレもボロボロの寧々です。

カラムナリス菌にエラだけでなく、ヒレや口にも進撃されて
とうとう自力で餌も食べられなくなり、そして動けなくなって
死に行く魚になってしまった寧々でしたが、
小炭や寿々たちの力を借りながらなんとか再び排泄物を見ることが
できるぐらい食べさせることに成功し、寧々が必死に粘ってくれて
兎夢に再びチャンスをくれました。
...とはいえカラムナリス菌にここまでやられてしまっては、
もう生半可なことをやってる余裕はないということがさすがにわかります。
ヒレの破壊具合を見ていると今では1分1秒までもが貴重な時間です。
今すぐに手を打たねばならない....
ココまで来ていったい何が効果的なのか....
この一ヶ月間の寧々の様子を画像を見ながら必死になにが良かったか、
なにが悪かったか、思い出しながら頭の中を整理しました。
今まで病気治療の経験がなかったので逆に情報が多すぎても
「混乱」が発生します。とにかくこの一ヶ月間自分で
見て、やって、感じたこと、を大事にしながら考えをまとめました。
そうすると、もうグリーンFゴールド等は使えないと思いました。
“寧々本体にも負担がかかる上にカラムナリス菌の進行を
ちょっと押さえるだけで撲滅させることはできない”
と、わかったのでここでまた同じことを繰り返すことは無意味です。
しかしそれ以外の薬を手に入れるには時間がかかりすぎます。
どうしたものか考えていた時になんとタイミング良く
“イソジン浴”の情報がコメント欄よりもたらされました。
(aquartistさん、ありがとうございました!)
イソジンのことは知っていたのですが「薬に弱い」と言われてる
クラウンローチにはまったく無縁のものと思い軽く読み飛ばしていた
程度だったのですが、今回再びこのHPを訪れてよく読んでみると
なんと、うろこの立派な金魚さん達でもエラ病となるとやっぱり
グリーンFゴールド等は進行をやや押さえる程度で完治させることが
できない、と書いてあり、そしてそう判断された方が考え出した
“イソジン浴”だったのですね。
以前読んだときよりもこの一ヶ月を体験してから読むのとでは大違い!
書いてあったことに激しく共感し、イソジンという薬は怖かったものの
たった5分間という短時間浴が今の寧々に耐えられるギリギリの所では
ないかと思えたのです。
ということで、8月3日の夜やりました。
HPには1リットルにつき2〜3滴のイソジンと書いてありましたが
寧々はクラウンローチの幼魚なので1滴にしました。
時間は寧々の様子を見ながら5分以内もありえるな、と
タイマーを置いて慎重に見守りました。
思ったほどのヘンな動きはなく、寧々はしばらくすると
全部のヒレを広げたりして、そして滲みたのか(?)
エラ洗いなんかし出したり、、、
いや、こっちは寧々がちょっと動く度に心臓が口から出そうになりましたよ!
初めてのイソジン浴、ドッキドキでした、、、、。

無事に5分間を終えて
塩浴のインタンクに寧々を戻した時には
全身汗びっしょりでグッタリしてた兎夢
なのです。
で、寧々は特に変わったこともなく
今までと同じく写真のように
ひたすら耐えてます。
汗かき過ぎたので水分補給しながらHPを見てイソジン浴のおさらいをしてたら
とあることにハタと気づきました。
あ。
間違えてる....(-_-;)
HPには「カルキ抜きした真水にイソジンを.....」と書いてあるのに、
兎夢は寧々が居たインタンクの塩水と新しい塩水を合わせた塩水に
イソジン入れてました。
いや、塩水も真水もたいした違いないんぢゃ?って思いがちなんだけど
ルキノさんがまたタイミング良く書いてくれたコメントに
こうあるではありませんか。→「(イソジンの)殺菌力は水中では
ヨードの量によって殺菌力が変わりますが、当然、飼育水中には
有機物が多数浮遊している為、有機物の量によって有効性が不安定
もしくは効果の無い可能性があります」←意味、わかりました?
えとですね。
寧々が居たところの塩水を入れたってことはですね、
ここに数えきれないぐらいのブラインシュリンプも一緒に
入っていたのですよ(^.^;
これぞ多量の有機物〜!(だよね)
ルキノさんのコメント読んだ直後だったからブライン達見て
なんか頭に引っかかるものあったけど、イソジンの量とかの方に
気がいってて別にいいや、ってなっちゃったらしい。
イソジン1滴で大量の有機物.......き、効かないかも(_ _。)
こんな大事な時にミスをするなんて。でもHPを良く読むと
「効かなかった場合は24時間以上間をあけて再び挑戦」という
救いの記述もあり。寧々の様子を見ると特に良くなった感じもなく...
でも悪くなってしまった様子もないと思われるので
真水にイソジンで再チャレンジすべく体力の回復を待ったのです。

そんな寧々を励ます仲間達→
寧々はあまり動けないけど仲間達が周りに居ることは“安心”につながってるようです。
そして8月5日の夜に
再び5分間のイソジン浴をしました。
今度は、真水に2滴です。
塩水のインタンクに戻って
再び耐える寧々。
(周りのツブツブはブラインシュリンプです)

そして
励ます小炭.....

..と、寿々。
寧々はグリーンFの時もそうだったけど
薬浴すると、薬に対抗(対応?)
するため無駄な動きを一切やめてじっと動かなくなります。
たぶんほとんど“眠る”状態に近いものだと思うんですが
先に使用したグリーンFゴールド等の時には、この大切な時に
激しいチック症状が出てしまい“眠る”状態になれず
どんどん体力を消耗してしまったように思えます。
イソジンではチックがまったく出ないのでよく休めたようです。
そして2日目〜!(8月7日)

なんと!
ひさしぶりに背びれが少し立ちました!!!
(なんだか背びれは半分ぐらいに細くなってましたが)
.....がエラの動きは変わらず早いままで、しかし口元に今まで見なかった
クレーター状のものが発生してました。
イソジンの副作用なんでしょうか。
気になりますが、なにしろ寧々の様子が今までになく良いのです!
しっぽの写真も撮って8月3日のと見比べてみると
削られていくばかりだった細胞が復活の兆しを見せてます。
今回は真水がよかったのか有機物が最小限に押さえられたのか
2滴が良かったのか2度目だからか、確かに“効いた感じ”がしました。
が、エラの早さは変わらずなので今後どうしたものか様子を見ながら
考えます。と、思ったもののこの一ヶ月間したたかに進撃を繰り返された
カラムナリス菌に対しすっかり激しい恐怖と敵対感があり、
なんとかこのまま“一気に畳んじまえ!”的な勢いが兎夢に湧いてきて、
このままのんびり様子を見て細菌に復活されないようやっぱりいろいろ
「一気に!」といきたくなりました。
寧々の顔が“死に行く魚”の顔でなくなり“生きる魚”になったので
このまま“生きる細胞の本能”を一気に目覚めさせたく
寧々槽の水を塩水から真水に変えることにしました。
真水のイソジン浴の時、塩水からいきなりポチャン!でも
寧々は平気だったし、かえって気持ちよさそうだったこと。
それともうこの頃には塩水の効果に何も期待してなくて、
(逆に薄い塩水はかえってカラムナリス菌にとって居心地が
良いのではないかとさえ思い始めていました)
それよりも寧々の身体の本能に期待したかったからです。
2日前から差し入れしていただいたハンノミや水草や貝を入れて
お日様にも当てたりしながら作っておいた真水で、
寧々に楽しかった以前の水槽ライフを思い出してもらって
それぞれの細胞に生きる力を漲らせたいと思いました。
ぢゃ、真水に行きますよ、ぽちゃん!
(薄い塩分経由の水合わせも、もうしません)
.....という前にもう一度念のために1滴3分間のイシジン浴をしました。
このあたりは(3度目のイソジンが)本当に必要だったかよくわかりませんが
いかにカラムナリス菌の復活が怖かったか、の現れだったと思います。
8月3日〜7日までに
3度のイソジン浴を体験した寧々。
またまた耐える寧々。。。

そして10時間ぐらいすると、
なんだか活発に動き出して...

口が治ったらしく
今まで自力で食べられなかった
テトラミンをバリバリ
食べ始めました!

2
回目直後の時より一旦はヒレ先や口元のクレーターが白くなってしまい、もしかしたらカラムナリス菌の復活か?!とか、それともイソジンで荒れてしまって真
水の中に居た普通の水槽菌にやられてしまったのか?!とか、とても心配したのですが、それは1日ごとに良くなっていき、4日ぐらいですっかりなくなりまし
た。

そして....3度目のイソジン浴から2日後の8月9日。
背びれが完璧に立ちました!
ひさしぶりに広がった背びれを見たら二ヵ所も穴が開いてたようです。
しかしすでにココも
回復開始の兆し。
寧々はエラの早さは変わらないのだけど、ガンガン食べて
みてる間に元気になっていきました。

小炭は夜行性で、昼間はぼ〜っと寝てることが多く...
↓13時46分に撮った写真では寝てました。

寝ている小炭の横に自分から同じ角度で並んでる寧々。
この日、だんだん元気になってきた寧々がガラスを掘って小炭の所へ
行きたがる様子を何度か見たので明日は様子を見ながら一緒にして
あげようと、と考えてました。
その時はどんなにか2匹が喜ぶだろうと想像して思わずにやにやして
しまうほど楽しみでした。
小炭はカラムナリス菌に強いうえ、しっぽがすぐに反応してくれるので
寧々に菌が残っているのか良い目安にもなるのでまだまだ頼りにしてました。
夜6時頃、元気になった寧々を見てやっとひと安心しながら
兎夢はとても嬉しい気分で外出しました。
夜の7時頃は2匹とも活性が上がる時間でしたね。
この写真が小炭との最後のツーショットになりました。
この後、寧々の確実な回復のためにいろいろ工夫しました。
それは「寧々のリハビリ生活」として今後の記事に書きますね。
↓あ、そうそう。現在寧々のしっぽはおおむね治ってます(^o^/

色は入ってませんが形は元通りです。
(もうじっとしてないので撮影が大変です)

9日から回復始まって約3週間でこんな感じ。
予想してたより早い回復でした。
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