イキロ寧々!
その日もいつものように「寧々ったらよく寝てるなぁ...」と思って
笑いながら昼間の水槽を
見ていた兎夢でした.....
そこにステルス君がやってきて寧々の様子を見た後、
なにやら寧々のお腹をトントンし始めたんです。
寧々の身体の下の餌を漁ってるわけでもなく(そこに餌はない)
あきらかに寧々のお腹を自分の鼻先使って
トントン、トントン、ひたすら繰り返します。
兎夢は最初、そのマッサージがあまりに気持ち良いので
スキンシップ派の寧々は喜んで寝たフリしてるのかと
本気で思っていました。
しかし、ステルス君はとても長い時間....真剣にトントンし続けるのです。
ずっとそれを笑いながら見てた兎夢もステルス君の真剣さを見て
ある光景を思い出しました。
....それはClaraさんが逝ってしまう前の日、
ステルス君が、壷から顔を出してるClaraさんの顔にやっていた様子と
同じなのです。
兎夢は、Claraさんが自分で具合が悪いことをステルス君に言って、
気の毒に思ったステルス君が励ましの頬ずりをしていたように見えた...と
その時の様子を記事にしましたね。
この日は横たわってる寧々の身体のお腹をひたすらトントンしています。
驚いた事に3分間以上やり続けていました。
兎夢はかなりの時間、これらを眺めていた後、
借り物のデジカメ(動画も撮れるコンデジ)がちょうどこの時
手元にあったのを思い出して慌てて撮りに行って
この様子を写したのがコレです↓
画質がすごく悪くても、もっと大きな画面でみたい方はこっち↓
「sui-1.mov」をダウンロード
再生に時間がかかりますのでご注意ください。(17M)
※これが見られない人は
Appleサイトにて最新の“QuickTimeプレーヤー”(無償)を
ダウンロードしてください。
慌てて撮ったので設定を確認する暇もなく
画像モードが悪い上に無駄に大きい画面で
ステルス君を見知らぬカメラで驚かせたくなくて
離れた所から撮ってるので見づらい状況ですが
必死にトントンしてる様子はわかるかと思います。
そして疲れて動きを止めた時、兎夢もカメラを一旦置いたのですが
なんと驚いたことに....
ステルス君は自分の力では無理だと思ったのか....
小炭にモーションかけてココに連れてきたのです!
そして自分の身体で誘導しながら小炭に続きをお願いしたのです。
その様子がコレ↓
そして役目を果たしステルス君に誉めてもらいたいような(?)
「起きたから安心しなよ」と、言ってるみたいな様子を見せる小炭。
陽気な小炭に対してステルス君の方は起きた寧々を見ても....
まだ全然安心していなくて、再び寧々のもとでトントンを始めます↓
(みんながコンデジには慣れてないのでその後はいつものカメラで撮りました)
見てください!
様子がおかしい寧々に対して、
みんなが一体になってます!
そして...
と、こんな事があったんですよ。
ステルス君にはホント驚きました。
ということで、正解は「C」だったんですけど
誰もわからなかったですよね。
だって兎夢にもわからなかったんですから。
いつもあんなキワドい姿を見せてる寧々に慣れ切ってますからね。
わかったのはステルス君です。
そしてみんなが気づかせてくれました。
追加画像はヒントにはなってなかったんですがよく見ると、
必ず横寝してる寧々を誰かが確かめに行ってるんですね。
その様子が写されていたので追加で載せました。
こんな時に飼い主だから許される(?)不謹慎なクイズでしたが
このようにバリバリ元気だったクラウンローチがイキナリ倒れた時
しかもいつものように安心しきって寝てるように倒れてる時
ヒトである飼い主はなかなか気づきませんが
意外にも水槽の仲間たちは気づいたりするもので
そういった彼らの様子から察知できることもあるということを
お伝え....できたかなぁ。。。。
実は、現在の寧々は思わしくありません。
水槽メンバーみんなの想いを受け継いで兎夢が一ヶ月ちかく
出来る限りのことをし続けていますが、薬が一切効かず....
じわじわ、じわじわと悪化の方向に向かってしまっています。
(後日改めて記事を書きます)
まだ諦めていませんが、苦しんでる姿はとても悲しくてつらいです。
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コメント
凄いんですね…異種間での意志疎通。
きっと、コリドラスの2匹は仲間が治療中で有る事を知って心配で、不安で一緒にいる様に思えてきました。(感涙)
下記がルキノが持っている情報の全てです。
原因細菌がフレキシバクターカラムナリスの場合。
カラムナリスはグラム染色陰性の外部寄生性細菌で、水槽内の常在菌。
傷ついた鰓から感染、魚の栄養で増殖しカラムナリス病を起こす。
増殖条件は水温27~28℃、PH7.5で爆発的に増殖、0.5%以下塩水で増殖、軟水中では生存はするが不適で有る。
瞬間薬浴
大量のエアーレーションをした薬浴水槽にエルバージュを水10㍑に0.4㌘+塩を水10㍑に80㌘の比率薬液入れて24時間浴する。塩の比率は必ず守る。
大変申し訳ないのですがクラウンローチやナマズの治療実績は有りません。
大して、役に立つ情報では有りませんがステルス君の努力を見習って、何かしなくてはと書いてみました。
投稿: ルキノ | 2007/07/31 02:11
スミマセン、肝心な薬液の比率が化けてます。
水の単位はリッター薬、塩はグラムです。
投稿: ルキノ | 2007/07/31 02:14
そんなぁ。寧々ちゃん調子くずしているのですか。とても心配。以前同じような状態のクラウンを隔離治療していた時、ほとんどごはんを食べなくなってダメもとで本水槽に戻したことがあります。(本水槽の仲間クラウンにゆだねた)ただその時は体表にきず等が無い状態で、呼吸のみ速いくらいでしたが。その後無事いつものクラウンにもどりました。(少し時間がかかりましたが)本当にクラウンたちは病気になるとたいへんですよね。兎夢さんガンバレ!!寧々ちゃんはきっと大丈夫!
ステルスくん。すごすぎです。誰よりも早く仲間の危険を察知。そしてすばやく救命措置。そしてみんなの応援。THE SUISOUすごいです。
投稿: クィッキー | 2007/07/31 10:07
他の原因で起こる鰓の病気を書き込みます。
原因寄生虫がダクチロギフレスの場合
この寄生虫は扁性動物ー吸虫類ー単世代吸虫が直接、鰓を侵食して組織破壊(鰭にも寄生。)
魚体寄生以外での長期間生存は不可の為、魚体から魚体への直接感染。
水10リッターに塩50グラム+リフレッシュで5日間の薬浴を何度か繰り返す。
クラウンローチやナマズの治療実績はありません。
原因新菌がサプロレグニア等の場合
新菌(カビ)が魚の表皮、真皮下まで、菌糸を侵食させて、栄養をとる。鰓の機能不全により多臓器不全を起こす。
水10リッターに50グラムの塩+メチルンブルーで7日間の薬浴を繰り返す。
クラウンローチやナマズの治療実績は有りません。
もう、1ヶ月と言う事で、時間との競争時期に入っていると思い、治療方も書き込みましたが、1度、原因生物と薬品を検索していただけると、治療の糸口なりと見つかる事を期待しての事ですので、治療薬や治療方法にこだわる必要は有りません。
投稿: ルキノ | 2007/07/31 10:22
必死なステルス君の訴え。きっとステルス君にはクラウンローチの訴えが聞こえるんですね。Claraの時の悲しい思いをしたくないと、小炭まで呼んでの訴えが、兎夢さんに通じて本当に良かった。
うちにも、今病気のグッピーがいますけど、私たちにできるのは、薬を入れたり、酸素をたくさん送ったり。後は見守ることしかできないのが現実。
あとはその子の生命力にかけるしかないんですよね。
兎夢さんが後悔をしないよう、後は寧々ちゃんを信じましょう。
兎夢さんも、辛いでしょうけど頑張って!!(もちろん寧々ちゃんも!)
投稿: ヒゲ | 2007/07/31 10:55
おお、なんとヽ(≧Д≦)ノ やっぱり魚にも感情がある。ここまで凄い事は、見た事無いのでこんなの見たら泣いちゃいます(´∩`。)
そうですか、寧々調子かんばしくないのですか。チック症状が...うちのグァポレが麻痺した状態で一時は持ち直したものの、結局上手く身体を支えられなくて怒り狂っていたんだけど、最後は本人薬漬けやらに疲れてしまったようで、あるとき諦めちゃったのが分かりました。その後...どうか寧々ちゃんが諦めませんように。
投稿: fuutan | 2007/07/31 12:36
寧々さんの容態は思わしくないのですか……。
天候も不順だし体調を整えるのも難しいのでしょうか。
寧々さんはきっと最後まで諦めないと思いますよ。
元気が残っていて少しは動けるうちに一瞬でも本水槽に戻してあげて欲しいと思いますが、実際には難しいですよね……。
投稿: ayamaru | 2007/07/31 17:52
ステルス君にはわかったんですねぇ。
この動画はほんとに驚きました。
はっきりした意志の感じられる動きです。
小さな身体で頑張ってるのが胸をうちます。
しかも小炭にのしのしされたら寧寧も起きてるし。
仲間なんですね。
ああ、でもほんとにおねがいだから元気になって。
頑張れ寧寧!!
投稿: ne-yan | 2007/07/31 21:37
寧々・・・心配ですね。
きっと一番辛いのは本人なんでしょうけど、それを見守る兎夢さんの心中、お察しします。
小炭やステルスの声援が届けばいいけど・・・。
クラウンローチのHP作られてる猫丸さんは対処法ご存知だったりしないですかね?
おいらもお話したことはないですが・・・
一度伺ってみては?
投稿: おまつ | 2007/08/01 00:07
なんだかとても温かくなれる動画ですね!
信頼と愛があるよっ
小炭をとても慕ってる子だし
なんとか頑張って欲しいけど
ブログは数日タイムラグがあるからなぁ・・・
ちょっと心配です
あ、パソコン新しく買いなおしたよ。
これで落ち着いて記事が読めるわぁ
投稿: みなと | 2007/08/01 03:34
>ルキノさん
PH7.5で硬水なTHE SUISOU...orz
新菌(カビ)が魚の表皮、真皮下まで、菌糸を侵食させて、
栄養をとる。鰓の機能不全により多臓器不全を起こす。
↑
コレっぽいですね。
カラムナリスとか最初は複合的だったのかもしれないけど
これが生き残った(?)って感じでしょうか。
>クィッキーさん
図らずも他のメンバーにゆだねた....っていうのが
前回のClaraさんのパターンかなぁ。
今思うと一ヶ月間自分で闘病生活してたらしい、ってのが
今の寧々の状態と照らし合わされてわかってきたのです。
とにかく。
エラ病はヤバい。
>ヒゲさん
ずーっと水槽前に居たわけでなく
たまたま覗いた時にそれらを見たわけですが...
見る事ができてよかったです。
あとはどうしても助けたいんですがね。。。
>fuutanさん
寧々はまだ諦めてません。
兎夢もがんばります。
>ayamaruさん
水圧とか水流を考えると本水槽入りは無理なんですが
身体に負担はかかるけど今の塩水から真水切り替えまで
もっていきたいんですよね。
仲間が大好きだから。
苦しいだけでは終わらせないつもりですが
新菌だと第二の......orz
>ne-yanさん
仲間なんですね。
本当に。
しかも仲良しなんですね。
まぢで。
あぁぁ、神様お願い!
>おまつさん
小炭は毎日毎日励まし続けてくれています。
ハッキリ言って小炭が居なかったらココまで
もってないかも。。。
猫丸さんのサイトはもちろん参考にさせていただいてます。
残念ながらクラウンローチのエラ病からの生還者が
居ないんですよ。
>みなとさん
をを....パソコン復活ですか。
落ち着いて記事を読んで、またみなと流コメント
がんがんくださいね。
命には限りがあるけど何かを伝えることができたら
(しかも魚からヒトという異種に!)
そのコの生きた証になるもんね。
寧々が水槽仲間たちとの絆を見せてくれる役割を
果たしてるならぜひこの動画を多くの方に見てもらいたい。
投稿: 兎夢 | 2007/08/01 19:31