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2018年7月25日 (水)

2年目(その2)

母が他界して父が家事全般をこなすようになって
早2年です。

と言っても母が存命中でもボケ始めて
家事ができなくなった
前期間があるので
父の主婦業は2年半強ぐらいかな。
     

最初の頃は、私と一緒にキッチンに入り
あれはどうやる?これはどうする?
と、いろいろ聞かれたので
私が基本的なことを教えてあげてたけれど
1年を過ぎたあたりから実家のキッチンは
すっかり父の縄張りとなり
下手に私が手伝おうとすると、
自分の聖域が乱されるような苛立ちを見せ
「いいよ、いいよ、」と手伝いを断る事が
多くなってきました。
     

父は元々自分が食べたいものは自分で作る
ぐらいのスキルがあったので
キッチンに入る事は
全然苦ではなかったようだし
冷蔵庫の中は母が管理してた時より
断然綺麗に整頓されていて、
料理も母が一度も作らなかったようなものを
クックパッドを味方にバンバン作っている。
     

世の中は本当に便利になったものです。
パソコンをそこそこ使いこなせる父は
わからない事はパソコンに聞きながら
ほぼ普通に家事をこなせるようになり
最近では、使いかけのレタスやキャベツを
長持ちさせる方法とか
中途半端に残ったもやしをうまく生かす方法とか
市販の麺つゆにひと手間かけて
すごく美味しいオリジナルつゆにしたり
という方法を面白おかしく私に教えたりする。
   

父はシソが好きなので自分で苗を植えて
(植物なんか母存命中は何もしたことがないのに)
真夏にはわっさわっさbudの大収穫となり

毎日シソを料理に使っているし
私もシソが好き!と言ったら私の家の分も
苗を育ててくれて、
先月わっさわっさのbudbud2鉢を持たされた。
    

お陰様で私も毎日シソを使っています。
(知ってる?シソって緑黄色野菜なんだよ)
   

シソの育て方とか料理の豆知識とか
父から色々習ってると、
なんだか奇妙な気分になるけど(^-^;

私は母とはこういったやりとりが殆ど無かったので
奇妙だけど結構楽しいのです。
   

そんな父も65歳で拡張型心筋症を発症して
「いつ死んでもおかしくない」と言われて18年。
   
「ぽっくり逝っちゃうけど癌よりかはいいや」
    
と自分を慰めていたのに、その後前立腺がんも発症。
    
80歳になった時、さすがにもうそろそろかな、と
子供達に迷惑かけないようお墓を作ったら
なんと母が先に入ってしまった......とな。
   

そしてあと5ヶ月で83歳となるんですが
今年の春ごろから合併症で腎臓が
かなり悪化してしまい
人工透析一歩手前
ギリギリとなってしまいました。

   
割と今までは江戸っ子なので
ブラックジョークを楽しげにかまして
うまく自分の運命をコントロールしてきたけど、
さすがに人工透析はショックだったらしく
食べたいものも思うように食べられず
お酒も呑めなくなり、、、かなり堪えて
坐骨神経痛の悪化も合わせて満身創痍の様相。
最近はちょっとヤバイ。

 

でも今日電話で話してたら
(普通の主婦同士みたいに日常の愚痴とか
 今夜は何作る?とか結構長電話するのよ)

そしたらなんと、同居してる長男の弟1号が
エアコン嫌いだそうで!(私と同じぢゃん!)

エアコン無しの部屋で毎日寝てるから
毎朝「長男が熱中症で死んでたらどうしよう(・_・;」と
無事に起きて来るまですごく心配で
ドキドキハラハラするんだそうです。
    
会社に行ってる間にこっそり長男の部屋に
エアコン設置しちゃおうかな、とか

言ってました。
   

たぶん私も弟1号も、
「83歳のアンタの方が数百倍心配だよ!」

と思っているんだけど、
父はちょっと前に寝室にエアコン買って
毎日涼しく過ごしているそうな。
    

最近父は、弟1号と私と3人で話している時
私たちを見ながらちょっとニヤニヤ顔で
「トンビは鷹を生まない…」
「トンビは…鷹を生まなかった!」
「鷹は俺だ!」

って言うのです。

なんのこっちゃ?!

と思ってたけど....

自分が同じ病気を背負い83歳になった時
伴侶を失った後でも
今の父のように朝5時半に起きて
朝食の支度をしたり
家事をしたり、
他の人の事を心配したり…

って、できるんだろか?
と、考えるとトンビとか鷹とか
それはよくわからないけど(^-^;
満身創痍の父ですが、今の彼は

父親としての生き様を子に見せて、
それらを
私たちの将来
辛い時や痛い時や苦しい時に

なんとか、父を思い出し
乗り切るチカラとしなさいよ、

…みたいな生き方をしているように
思えます。

父から見ると私たち子供らには
そこまでの根性と乗り切るユニークさが
父ほど持ち合わせていない、
って事なんだろな。

確かにそもそも83歳まで生きられる自信が
全くないです私(^.^; (諦め早いし)
私と父は体の中身がよく似ていて
罹る(そんな深刻でない程度の)
病気が今まで
ほとんど同じなのでもしかしたら
私も将来拡張型心筋症を発症して
医者に父が言われたように
  
「明日死んでもおかしくない」
「明日が普通にやって来ると思わない生活を」と
  
言われた時、
きっとその瞬間、父のことを
鷹だった!
と、思うのかもしれないね
coldsweats01

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コメント

当然だけど親って人生の先輩で何年かすると自分も
「いつか見ていた親の立場」になってるんですよね。
それで実はお父さん(お母さん)ってあの時凄かったんだって気が付く・・・
「俺は鷹だ!」ってお父様の台詞に
「だからおまえ達にはそれ以外のどんな鳥なんだろうな。
 俺とは違った空を飛び景色を見てるんだぞ!スゴイじゃないか」
 ・・・そんな続きが聞こえてきそうなのですが?

暑さ厳しい上に台風まで近いみたいですがお体に気を付けて、
これからも兎夢家の皆様沢山お喋りして素敵な時間の共有を続けてくださいませ。

投稿: 更紗 | 2018年7月25日 (水) 22:28

うちの父親は今年89歳になりました。
85歳の時大腸癌をやって手術をしたんだけれど、その後転移もなく
今年春に、お医者さんからもう検診しなくていいと言われました。
昨年春から下痢が止まらず入退院を繰り返していましたが、
それも昨年末くらいから良くなり、今ではほぼ治っています。

でも、さすがに家事とかはしんどくなっているので
ヘルパーさんの助けを借りてやっていますよ。
一人暮らしさせるのはまずいと分かっているんですけど
僕自身の体調の問題もあり一緒に暮らせない状態。

ホームに入ってくれたら安心なんだけど、自分の家がいいみたいで
杖つきながら庭の植木の手入れとかしています。
頑固なんですよう、きっと僕も年取ったらああいう風になるんだろうなあ。
と思う今日この頃です。

投稿: enos | 2018年7月26日 (木) 06:36

>更紗さん
 長い文章を読んでくださって
 ありがとうございますthink

 いやいやいや、父はそんなカッコいい事を
 言う人ではないですcoldsweats01
 多分自分自慢ですよ。

 っていうか、台風ヤバい?ですよね!
 なんか予想進路見たら
 この台風さん、enosさんちに寄ってから
 「んぢゃ、これから更紗さんちに行ってきますね!」
 みたいな進路ぢゃないですか!!!

 実際どうなるかもう少し様子を見なくちゃ
 わからないかもしれないけど
 どうかお気をつけ下さいね。

>enosさん
 長い文章を読んでくださって
 ありがとうございますthink

 お父様は89歳なんですか!
 しかもやっぱりサバイバー!
 昔の人は強いですね。

 ホームより自宅が良いのは当然ですよ。
 自分だったら、と思えばそう思います。
 うちの父もそうですが庭木の手入れも
 結構危険で、高い木を切ろうとして
 脚立から落ちたり、
 炎天下で草むしりしたりするんですよ。
 「危ない事はしないでーbearing
 って言ってるんですが、
 言うだけじゃダメなんでしょうねsweat02

 そうそう、enosさんも台風にお気をつけ下さい!
 くれぐれも川とか河とか
 見に行かないよーに!

 あとバイク倒さないように!

投稿: 兎夢 | 2018年7月28日 (土) 00:25

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